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中国がAIIB主導で世界の覇権国家になれるのか?

中国がAIIB主導で世界の覇権国家になれるのか?

こんにちは、日経225先物 無限攻略の225えびすです。

AIIB設立を主導するなど、その存在感を際立たせつつある中国 ですが、「世界観の欠如」という大きな欠点が中国にはあると思われます。

逆に、日本が他国を”納得”さ せるためには「和」を世界観に据えるべきと考えます。

日本が世界に示せる「 世界観 」 とは?

世界観」がしっかりしていないと、世界を納得させることができません。
ある「世界観」を基に築かれた代表的な国が二つあります。

一つは、アメリカ。

アメリカは、ジョン・ロックの世界観を基に建国されました。

独立宣言にはこうあります。
われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているということ。

そして、この世界観を実現するためにつくられたのが、「 共和制国家 」 だったのです。

もちろん、理想と現実は、あ まりにも違っていました。

欧州からの移民は、もとからいたネイティブアメリカンを大虐殺しました。

黒人奴隷を輸入して、合法的にこきつかってきました。

それでも、 なんやかんやと、よくなってきたことは否定できません。

「世界観」に基づいてつくられたもう一つの国は「ソ連」です。

こちらは、「万人平等」という世界観によってつくられました。

ソ連は崩壊しましたが、アメリカは、なんやかんやとつづいています。

そして、「 自由 」「 平等 」「 民主主義 」 は、ひろがりをみせています。

「 世界観 」 は「 民族 」 を越えなければならない

そして、「世界観」で大事なのは、「民族を超越すること」です。

安倍さんが昔いっていた「美しい国」。

美しい国は「日本」でしょうから、他の国にはひびきません。

「日本を取り戻す」というのも、「日本」の話ですね。

アメリカ人は、「日本をアメリカから取り戻す」と解釈するかもしれず、反発を食らいます。

そういえば、ヒトラーは、「アーリア人種は世界一優秀だ」という「世界観」をもち、ユダヤ人を迫害しました。

こうした例からもわかるように、「世界観」は、「民族主義」を超越しなければなりません。

覇権を目指す中国の欠点は、「世界観の欠如」 がとても大きな欠点です。

世界の人々は、「共産党の一党独裁、人権完全無視国家中国が覇権をとったらどうなることか……」と恐れているのです。

日本の世界観は、「 民主主義 」 + アルファが必要

現在世界の政体は、大きく二つしかありません。

一つは、独裁です。

中国、北朝鮮が代表的。

もう一つは、民主主義です。

大きくこの二つがあり、その中間に、「なんちゃって民主主義」があります。

これは、「形式的に選挙はあるが、勝つ人は最初からきまっている」。

たとえば、ロシア、カザフスタン、アゼルバイジャンなど。

しかし、世界的に「 できるできないは別として民主主義の方がいい 」 と思われています。

これは、今後も揺るがないでしょう。

ですから、日本が世界に提示する世界観は、「 民主主義+アルファ 」 であるべきです。

「 和 」 は世界の人を納得させられる

では、日本に世界を納得させる世界観はあるのでしょうか?

実をいうと、日本もある世界観を基につくられました。

「 八紘一宇 」です。

意味は、「世界を一つの家のようにする」。

しかし、この言葉は戦前・戦中多用されたことから、いわゆる「戦勝国」からの反発が強いことでしょう。

僕は、「和」を日本の世界観にしたらいいと思います。

日本は602年、はじめて17条からなる憲法を創りました。

その一条は、「和をもって尊しとなす」です。

以後、日本人は、いつも「和」を第1に重んじてきました。

それで、日本では、神道、仏教、キリスト教などが共存し、なんの対立もありません。

これは、世界の人も納得できる「世界観」です。

つまり、日本は、「世界に平和と調和をもたらす国」ということです。

そして、日本は「 和の世界 」 をつくっていく。

世界に「 和 」 をもたらす政策とは?

世界観が決まったら、次はそれを現実化するための「政策」に話がいきます。

僕は、日本人の性格から、「 新しい世界秩序つくりを主導する 」とか、「 国連にかわる世界政府をつくる 」 などという大それたことは無理だと思います。

それに、他の大国からの反発がものすごくなることでしょう。

だから僕は、「誰からも文句をいわれない政策」を実行することを勧めたいです。

それはなんでしょうか?

国連によると、世界には飢えている人が、8億5000万人いる(2014年)。

「和」の世界観をもつ日本は、飢えてる人に食料支援を行います。

しかし、食べ物を与えるだけだと、永遠に自立できないので、農業支援を行います。

そして、世界には水不足で苦しんでいる人がたくさんいるので、井戸を掘ります。

食べ物と水が手に入るようになった国には、学校つくりを支援します。
これらの支援を行うにあたって、「 戦争をしている国は支援しない 」 と条件をつけます。

すると、戦争をしていた貧しい国は、「仲良くして日本から助けてもらおう」となり、平和になりました。

こういうのは、「 キレイゴト 」 に思えますが、金銭的にも技術的にも十分可能です(世界から飢餓をなくすのに必要なお金は年間3兆円といわれています。これは、日本のGDPの0.6%にすぎない)。

こんな素敵な日本を心から応援したいです。

わが日本ですからね!!

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