宇宙航空研究開発機構(JAXA)と投資顧問会社と相互連携を開始したことから見えること
2020.07.01
カテゴリ:国内の景気・社会
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と投資顧問会社と相互連携を開始したことから見えること
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と投資顧問会社であるスパークス・グループの子会社との連携というニュースが飛び込んできた。
スパークスが今後の重点投資領域とする「宇宙領域」に注力するため、子会社スパークス/SIFを設立し宇宙技術と金融市場の橋渡しをするということらしい。
重要なのが、スパークス/SIFが今次「宇宙フロンティア・ファンド」を同時に設立しトヨタやメガバンクから総額82億円の出資を受けた点。
同ファンドが注目する宇宙領域において宇宙デブリ拡散防止措置の事業化や衛星量子暗号通信技術が含まれている点がカギ。
米ロ勢、中国勢、更にはサウジアラビア勢が宇宙開発を巡り“戦っていますが、我が国の政府も宇宙基本計画を改訂し今次参入を実質的に支援している点を踏まえつつ、宇宙開発における“新秩序”を我が国が率先して獲得できるかどうかを見ておくといいでしょう。