世界のトレンド
世界のトレンド
「パラメーター」は予測分析シナリオ「マーケット未来予測分析」に基づくものを記載させて頂いております。
同予測分析シナリオを参照の上、ご利用下さい。
●国連教育科学文化機関（UNESCO）の世界遺産候補として「宇宙観測に寄与した場所」が登録されやすい旨“喧伝”される展開。
従来の宇宙科学を凌駕する「本質」に関する議論の加速がカギ。
（パラメーター番号：パラメーター10）
（重要度：★★★）
―国連教育科学文化機関（UNESCO）の世界遺産候補として「宇宙観測に寄与した場所」が登録されやすい旨“喧伝”される展開。
具体的には、世界文化遺産に好んで登録される例として、 宮殿、教会、修道院などの「歴史上重要」な建築物等に加え、最近では例えばアメリカ大陸で最古の天文台とされるチェンキーヨ遺跡や、英国勢のジョドレルバンク天文台のように人類が宇宙についての知見を高めた場所が増えている由：
―ポイントは米欧勢の統治エリートらが現在、死守しようとしているのはいわゆる「科学アカデミー利権」における優位性であるという点。
宇宙空間、さらには「その向こう側」との関係性における「本質」論を巡る動きもこの基本ラインに収斂することをまずは認識すべき。
―この文脈で重要なのは、ペルー勢のチェンキーヨ遺跡では、紀元前4 世紀頃、太陽観測のために13 基の塔が建てられ、日の出、日の入りを観測することで日数の経過、正確な日付を記録しており、その天文機能が世界遺産登録基準のうち「人類の創造的才能を表現する傑作」に該当するとされ、先月（2021 年7 月）に登録されたという点。
同じく先月（2021 年7 月）、スペイン勢マドリッド中心部が「光のある風景」として世界遺産に登録されたが、同エリアにはマドリード王立天文台も所在しており、そのユニークな外観は「都市景観への科学の組み込み」とみなされていたり、また去る2019 年には米ソの宇宙競争を追跡した英国勢のジョドレルバンク天文台が登録されているなど、世界をリードしてきた科学的遺産の重要性が改めて認識されている点がカギ。
宇宙空間、さらには「その向こう側」との関係性における「本質」を巡る探求が、今後、国連（UN）の場における議論がリードする形により、米欧勢によってさらに加速することになるか否かを中心に、引き続き事態の推移を注視すべき展開（そもそも国連科学教育文化機関（UNESCO）は
この点について探求するいわゆる神智学・人智学の伝統の上に設置された国際機関である点がカギ）。
